【東洋医学】いのち(2)

こんにちは、わしだです。

本ブログではいろいろな切り口を通して

「東洋医学とは何か?」をまとめています。

前回、いのち(1)の続きです。

前回は、東洋医学が生まれた時代を振り返ってみました。

それは、戦争の時代でもあり理不尽なことも多くあった時代と同時に、

人の通交が盛んになり、様々な価値観や文化を持った人々が出会い、

その中で議論が深められ哲学が生まれてきた、といえる時代です。

そして、その哲学は当時の科学でもあり、東洋医学の確立につながりました。

東洋医学の基本的な考え方に

「気の思想」

「陰陽五行思想」

「天人合一思想」

があります。

今日はまず「気の思想」について考えてみたいと思います。

「気」とは、何か?

ひとことでいうと「気」とは「すべての根源である」と言えます。

自然も含めて全ては、「気」である、ともいえます。

「すべて」というのは文字通り全てで、

全宇宙すべて、ともいえますし、

宇宙の始まりから今の今までの全て、ともいえますし、

宇宙の始まりの前も含めての全て、ともいえます。

とにかく時間も空間も全部ひっくるめての全ての根源、

ということになります。

それが「気」である、と私自身は解釈しています。

そして、

人は、この「気」が集まり、生じた存在であり、

「気」が散っていけばそれが人の死となります。

それから、実は、もうひとつ「気」には、意味があります。

それは、

目に見えないもの、あるいは目に見えない働き、という意味です。

例えば、

温かい炊きたての白いご飯がここにあります。

この白いご飯は「モノ」、つまり物質ですね。

そして、この白いご飯は、私達人間にとって見れば

食べるとエネルギーになる「モノ」でもあります。

つまり、食べるとエネルギーになる、という働き(特徴)が

白いご飯には備わっています。

この備わっている働き(機能、特徴ともいえます)のことを

「気」と考えます。

人でいえば、

人の身体は、炭素、水素、窒素や酸素等で構成されている物質です。

でも、この物質は「生きている」という状態でもあります。

目に見える物質に、

目に見えない「生きている」という働きが備わっている、といえます。

このように、

生きている、という目に見えない働き(機能、特徴などともいえます)、

これを「気」といいます。

「気」には、

すべての根源、という意味の「気」

目に見えない働き、という意味の「気」

という2つの意味があります。

目に見えない働き、という意味で使われる「気」は

その働きの特徴を称して、例えば

身体を守る(防衛する)働きを持った「気」のことを

防衛の衛を付けて「衛気」と呼びます。

ただ、「気」という字だけを用いるとどちらの意味なのか

紛らわしいので、

ここでは仮に「全ての根源」という意味の「気」の場合は

そのまま「気」と呼びます。

目に見えない働きという意味の「気」は

必ず「○○気」と意味を表す言葉を付けて呼びたいと思います。

〜次回へ続く〜